あなたのまわりの小さなともだちについて

あるいは、この如何ともし難い小さき有機体が何を思ふか

ぼくのかんがえたさいきょうのウイルスで人を病気にしてみようゲーム

(Disclaimer: ここで紹介するゲームはウイルス目線で考えることで、どうすればウイルス感染に対抗できるかを考えてもらう教育目的のものです。ウイルス感染症によって亡くなった方や後遺症に苦しまれている方を題材として遊ぶ意図は一切ありません。)

アウトリーチ活動なるものをする機会がちらほら出てきて、高校生とか大人な方々を相手におしゃべりするくらいはどうということはないわけですが、小学生となるとちょっと考える必要が出てくるわけです。かと言って、自分が小学生だったころに「手洗いうがいしましょ〜ねー」なんてダイガクのセンセイに言われた日には「わざわざこんなとこまできて、なにあたりまえのこといってんだコイツ」と思ったであろうことを考えると、ただおしゃべりするのも芸がない。でも小学生がおとなしくスライド見て疑問に思ったこと口にするか?するわけないよな。ということでゲームなんです。こどもも、おとなも、せんせいも。みんなゲームが大好きだもの。

ウイルスを題材にしたゲーム、実は結構ありますよね。テレビゲームだとバイオハザードに始まり、メインでウイルスが出てくるものからそうでないものまで。ボードゲームもあります。

パンデミック:接触感染 (Pandemic: Contagion) 日本語版 ボードゲーム

これは私が離米するときにお土産で購入したものですが、なかなか良くできてて面白いです。難点はルールが複雑すぎて、説明するのが大変なこと。マニア向けと言えばマニア向けですね。

Plague Inc. -伝染病株式会社-

Plague Inc. -伝染病株式会社-

  • Ndemic Creations
  • ゲーム
  • ¥120

iOS向けゲームでこんなのもありました。これも良くできてて、わたしもハマりました。世界を真っ赤に染め上げる快感。

さてさて、ここで紹介したものはあくまでゲームなので、ちょっと教育の場では使いにくい。いいものはないかと調べましたがなかなか出てこない。じゃあ作ってしまおうと考えてさくっとパワポで作ったのがこちらのゲームになります。

ウイルスさくせいカード
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かんせんボード
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遊び方は簡単で、ウイルスさくせいカードで自分のウイルスをデザインして、かんせんボードの番号順にサイコロを振ったり、能力値で場合分けして、ポイントをゲットしていく。30ポイント以上で人を病気にすることができるというものです。案外30ポイント超えないように作ってあって、ウイルスも苦労してんだなぁと思ってもらえればいいかなと。実際に小学生にやってもらったけど、なかなか好評でしたよ。ほっとしました。あ、サイコロはアデノウイルスのカプシドと同じ形の正二十面体サイコロだからな!約束だぞ!

すげー単純化して雑に作ったのでツッコミどころは満載だけど、応用がいろいろ効くようにも作りました。こういう機会があるたびに少しずつアップデートしていきたいなと思いつつ、誰かパッケージ化してくれないかな。とりあえず、使ってみたい方はついったでも直接でもテレパシーでもなんでもいいのでご連絡を。